辻 仁成 愛のあとにくるもの
〝人の気持ちを理解するには、その人と同じ立場になってみることが大事です。人間というのは相手のことを理解しているようで、実はまったく理解していない場合が多い。自分勝手に相手の気持ちを捏造しているのが普通なんです。理解するためには、誤解をとくためには、長い時間が必要なんだと思います〟
去年の夏からずっと 辻 の恋愛小説を読み続けている
時には、主人公となったり、時には現実の自分を投影したり
自分の心の中にある 存在によって
恋愛小説というものは 感じ方が変わるのだろう
人を愛することと
自分の気持ちを表現することの困難さを
考えさせられた小説だった。
読み終えた後に、ちょっと泣けた。(小田急線のホームで。。)