伊坂 幸太郎 フィッシュストーリー
Fish Story っていうのは ほら話 というのを初めて知った。
なんていうんだろう、、今回 就寝前に辻 仁成読みながら 通勤途中に伊坂読んでいたかもしれないけど、、漂う空気感というかノリが明らかに軽い。そこがまた、いいところなのだろう。短編集なんだけど、そこに出てくる登場人物が重なっているっていうのは、同じテイストのいろんな料理を食べているみたいでなんだか心地よい。例えば、黒澤っていう空き巣が複数の話に登場することによって世界観がぐっと広がっている。でも、もしかしたら世界観を広げるということは同時に話全体を薄めることになるのかもしれない。著者の年齢が若いから(といっても、自分に比べてだけど)ノリが軽いのかとも思ったけれども、それは単なる偏見であって意図的にノリを軽くしているのだろう、、なんてことを考えたりした。