1987年9月
入社面接を終えて1階のショールームに降りると
雫のような形をしたサイバーCR-Xが置いてあった。
あれは、、一目ぼれだった。
一年後、僕は1600ccのDOHC サイバーに乗って
街中から首都高から第3京浜なんかを
ひらひらと舞っていた。。。
あれから、、、20年
モーターショーでみたHONDAのコンセプトカーは
めちゃかっこよく、、
これ販売されたら買っちゃうかも。。
と思いつつ、、、数年がたった
CR-Z 北米で発表された写真がイマイチで
ちょと萎えたのだけど、
それでも、この2月に発表された国内仕様の車を見て
ああ、、これって サイバーCR-X の再来!
って思ったのだった。
そして、、先週の ガイアの夜明け
懐かしい芳賀町テストコースを
社長とLPLを乗せて走るCR-Zを見て
これは、、試乗してみないと
背中を押されたのだった。
車好きの息子は
土曜に試乗に行くと口にしたとたん
ずーっとCR-ZのWEBサイトを見続け
どこのディーラーにはどんな試乗車があるとか
聞いてもいないけど教えてくれた。
そうやって、さらに
背中を押されて試乗に向かった。。
港北ニュータウンにあるディーラーには
2種類の試乗車があって、CVT と6速マニュアル
僕はもちろんMTを選んだ。
そういえば、前回MTを運転したのは
1年以上も前にBMWのM3を乗って以来と気づき
まさか、エンストなんて出来ないよなーと
隣に、、息子、
CR-Xよりは広いけど充分に狭いリアシートに
営業マンを乗せて、、
ゆっくりとクラッチを繋げたのだった。
乗る前には、、この車に300万か、、って思ったけど
走り出して納得した。
かなり、、ちゃんと作ってある。
1.5ℓ+モーターアシストはエコモードでも
充分にトルクがあって3人乗車でも
そこそこに走っていく。
感心したのは車体の剛性感で
この感じはBMWに近づきつつある
HONDAで言えばアコード並みの剛性感を感じさてくれる。
新車なのにカタカタ言っていた CR-Xとは
隔世の感がある。。。ああ、、20年だ。(値段も違うけど)
ただ、、ハンドルの軽さだけは、、
これはH社の伝統だから仕方がないけど、、ちょっと軽すぎ
というかBMWが重すぎなんだよってよく言われるのだけど
AUDIなんかも軽さ重視だから、、ここは車格といううよりは好みか。
で、、スポーツモードなるものがあって
より、モーターがパワフルアシストしてくれるという。
スイッチONした瞬間に 変わるトルク感、、、
これは、、わかりやすい 味付け。
ついでに、メーターなんかも赤色に点灯する。
子供っぽいけど、、ちょっと嬉しい演出。
エンジンは7千まで
多分、踏み込めばもっと、、軽く廻る
スポーツカー メーカー(以前はw)の面目躍如。
それから、、
ハンドルを切ったままで、アクセルを踏み込んでも
一瞬、ほんの一瞬だけトルクステアの挙動らしきものが
感じられるだけで、その後はまったくFFらしさを出さない
このあまりにジェントルな味付け、、、
うーーん、、これ、、欲しいかも。。
ただ、、3人乗っていたからっていうのもあるのだけど
なんかこう、、昔のホンダ車にあった軽さみたいなのが
感じられないところだけが、、残念だった。
でも、、かなーりいい車ってことは間違いない。
HONDAは 久しぶりにいい仕事をしたな!!!